忍者ブログ
洋書を主とした読書&映画の感想(ネタバレしてます)が中心の、自分用のメモです。
[9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

最近気に入っているのはVanity Fairの朗読ポッドキャスト。
著者が最新の自著の一部を朗読するシリーズで
普段読まないような分野の本にも出合えて面白いです。
どちらかというとノンフィクションの方が多いかな?

例えば元SNLのキャストメンバーで、「30 Rock」の
スターのトレイシー・モーガンの自伝。
ゲットーから引っ越すには早朝、夜逃げ同然で
荷物を移動させるしかないとかいう話なんかには
びっくりでした。家財を他人に見られると
引越し先まで後をつけられ、泥棒に入られる危険が
あるからだそうな。ひえー!


Vanity Fair's Writers Reading (iTunes)

Vanity Fair's Writers Reading (2011年4月以降のもの)
PR
1) The Dead (Charlie Higson)

2) Holes (Louis Sachar)

3) Radiance (Alyson Noel)

4) Sick of Shadows (M. C. Beaton)

5) Prophecy of the Sisters (Michelle Zink)






ちょっと前にTwitterで見かけた話題。
とうとうGuardian紙でも取り上げられましたか。

YA novel readers clash with publishing establishment

事の発端はGoodreadsという本好きのためのSNSでの、Julie
Cross著"Tempest"の書評。サンプル版を読んだある読者が
気になる部分を引用してネガティブな評を投稿したところ、
著者本人じゃなくてなぜか友人(?)の新人作家Dan Krokos
それに反応。JulieとDanのエージェントもそこに加わった上に、
Danと作家仲間がtwitterでGRの読者評を悪く言いはじめたことで、
さらに火に油を注ぐことになり……という。最終的にはGRの悪口を
言った作家たちが謝罪して一段落したらしいのですが。


順調に見える作家でも、低評価ってやっぱり気になるものなのね。
Guardianの記事にリンクされていたブログでも、最近の騒動だけで
4件も取り上げられているし。GRみたいに読者と著者の距離が近いと
つい一言いってやりたくなる誘惑も大きいんでしょうね~。
とりあえず著者は感情的に反応しないのが身のためという
感じがしますが。あと、特にネットでは他人の喧嘩は買わない
ってネチケットだと思ってました。この騒動を見ていた読者の中には
「読者評を馬鹿にするような発言をした作家の作品は読みたくない」
と激しく反発する人もいて、(少なくともGR内では)将来的にも
ずっと言われることになりそうな。

反対に今回の勝者は大人な対応をしたJulie Crossだと、個人的には
思っています。書評者への公開書簡を投稿してファンから
熱烈な支持を得たHannah Moskowitzに、美味しい所を持って
いかれた感は否めないけど(笑)


追記:同じような例をまた一個みつけてしまった……。
GR+Twitterの組み合わせは気をつけないと危ないようですね~。

The Dead (The Enemy)
(Charlie Higson)


噂が広まるきっかけになったのはあるYouTubeの動画だった。
「あの動画見た?」「あれ、すごい怖いよね」「どうせフェイクだろ」
あっというまにバイラルとなったそのビデオは"Scared Kid"と呼ばれる
ようになる。
「あいつらダニーとイブを殺したんだ……。ぼくどうすればいいのか
わかんないよ、わかんないよ、わかんないよ……」震える声で
カメラをまわす男の子の家の外には、"mothers"、"fathers"と
その子が呼ぶ、不気味な人影が確かに映っていた。

"Scared Kid"からまもなく、なぞの病気はイギリス全土に広まりつづけ
15歳以上で未発症の者はほぼ皆無になっていた。JackとEdが学ぶ
寮制の男子校では、生き残った生徒たちがバリケードをはりゾンビ化
した先生たちをなんとか凌ぐも、とうとう食料も底をつきる。
学校を離れ食料豊富そうな田舎を目指す者と、ロンドンへ向かう者と
二手に別れ、それぞれの旅がはじまるが……。


とういわけでチャーリー・ヒグソンのThe Enemyシリーズ第二弾。
時系列的には、前作"The Enemy"の前の話です。
話の中心となるのはJackとEd。二人は幼馴染の親友。
でもハンサムで明るい性格のEdに対し、生まれつき顔に赤い痣のある
Jackはずっと劣等感を抱き、Edの影のような存在でいた。
それが病気が広まりゾンビと戦わなくてはならない状況となって
立場が逆転する。割り切ってゾンビに立ち向かうJack、対照的に
危険となると足がすくみ、まるで頼りにならないEd。
この二人の関係が、物語の一つの軸になっています。

でも前作と同じく多数のキャラの視点で語られ、いつどの子が
死ぬかわからない展開。ずっと緊張感を保ったまま、ぐいぐい
読ませる筋でした。とくに後半の→大火事←の場面なんかは
映画を観ているような迫力~!

15歳の誕生日を迎えたらどうなるのか? という気になる点の
仮説も今回は明らかにされ、そこらへんの疑問もだんだんに
解けていくのかな? 第3巻"The Fear (The Enemy)"へと
つづきます。


ブログ内検索
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
バーコード
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) 読書メモ All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]