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洋書を主とした読書&映画の感想(ネタバレしてます)が中心の、自分用のメモです。
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31) Blood Pact (Tanya Huff)

32) Blood Dept (Tanya Huff)

33)Stravaganza: City of Masks (Mary Hoffman)

34) The Sanctuary (Raymond Khoury)

35) The Pilo Family Circus (Will Elliot)

36) Mrs. Pargeter's Package (Simon Brett)

37) The Unrivaled Spangles (Kate Wallace)

38) The Chemistry of Death (Simon Beckett)

39) Blood Price (Tanya Huff)

40) The Secret of the Crocodiles (Karen Wallace)
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Blood Price
(Tanya Huff)

トロントで被害者はみな血を吸い取られる連続殺人事件が発生する。元刑事で、段々に視力を失う病気のため引退し、私立探偵となったヴィクトリア・"ヴィクトリー"・ネルソンは、被害者の恋人から調査を依頼される。


ヴィクトリー・ネルソン&ヘンリー・フィッツロイが主人公の、タニア・ハフのBloodシリーズ第一巻。二巻から読み始めて一巻は最後に読んだんですが、これが一番面白かったかも。

なんといっても所々に挿入されるヘンリーの過去の話が面白かったです。ヘンリー八世の庶子で、なにせ栄養状態も今みたいに良くない時代の人だから「背が低い」っていう設定が気が利いてるかも!吸血鬼ものって、ヴァンパイアは美しくて非の打ち所がない場合が多いように思いますが、ヘンリーはチビなのよね(笑)

ヴィッキーとヘンリーの関係もこれからのところで、マイクとの関係もまだ力関係がはっきりしてなくて、、、でも今後どんどんヴィッキーのわがまま爆発していくんだよね~、でも最初はこうだったのね~と思いつつ読みました。

テレビドラマは数エピソードしか観てないけど、一話目は一巻の話をベースにしているけど、その後はオリジナル脚本で進めたのかな?
The Pilo Family Circus
Will Elliott

ジェイミーはある晩、帰宅途中に道に不動の姿勢で立つピエロを轢きそうになる。
翌晩今度は3人のピエロが言い争っているのに遭遇し、偶然内一人が落とした粉入りの袋を拾う。中の白い粉はドラッグだろうと思い、友人のスティーブへのいたずらに使うが、そのせいでピエロたちに家を破壊され、サーカス団へのオーディションをスティーブ共に受けるよう脅迫を受ける。そして強制的に入団させられたのは、異世界にある不思議なサーカス団「パイロ・ファミリー・サーカス」。そこは暴力に満ち溢れた苛酷な環境で、生き残るには不思議な力のあるフェイスペイントをほどこし、意地悪でずるがしこいピエロ『JJ』になるしかなかった。


なにせピエロ仲間といったら変人ばかり。リーダーのゴンコはドラエモンのポケットみたいな、何でも出てくるポケットつきズボンを履いていて油断ならないし、ドゥーピーは特に弟のことが絡むと手がつけられないし、その弟で羊歯をガールフレンドにもつゴッシーは奇声を発する以外しゃべらない、ラフショッドはマゾ。どのピエロも暴力を振るうことに、まったく躊躇がない。しかも運営側が「サーカス内の活性化を狙う」という名目で、演目ごとにライバルを仕立て上げて(ピエロはアクロバット組がライバル)わざと反目させていて、ピエロはサーカス内でも特に嫌われているので、外でも油断はできない。

暴力には縁の無い普通の青年だったジェイミーが、フェイスペイントでまったく別人格のピエロのJJになると、ある意味開放感を味わうんだけど、JJの仕出かすことといったらジェイミーの理解も許容範囲も超えている。しかもジェイミーが「フリーダム」運動に巻き込まれたことで、「共同生活」もだんだん困難になり…。


って書いてると暗い話みたいだけど、パラニュークとかみたいなダーク…コメディっていっていいのかな、ユーモアのある作品です。なにせジェイミーが二度目にピエロたちに会った晩、一人は屋根の上に不動の姿勢で立ったままで、もう一人が「ゴッシー!降りてこい!そんなの笑えないぞ、ゴッシー!」って怒鳴ってる場面から、なんだか笑えるし。

オーストラリアの作家、ウィル・エリオットの処女作なんですが、異界のサーカスが不気味ながらも独特の世界観で、すごく読ませる作品でした。これからが楽しみな作家です!
Stravaganza: City of Masks
(Mary Hoffman)

ルシアンはガン闘病中の15歳の少年。ある日、父からイタリア製のノートを貰い、それからパラレルワールドにある、ベレッツァに旅(ストラヴァガント)することができるようになる。

ベレッツァでは女公主ドゥチェッサが信頼を置く、ロドルフォの元で見習いとなり、段々にベニスとは似て非なるベレッツァに魅せられていくが…。


あらすじだけ読むと面白そうと思ったんですが、残念ながら作者の世界にはのめり込めませんでした。こちらの世界ではベニスにあたるベレッツァの設定が、どうもいまいちで。読んでて最初から「ベニスみたいだけど、もっと美しいって、、、lazyな設定だな~」と思ってしまったんで。ファンタジーもので異世界を描くんだったら、現実の都市をベースにしつつ、自由に作者独自の世界観を展開させてほしかったな~。

でもドゥチェッサが設計させた、鏡で囲まれた謁見の間は見てみたいかな。

続編を読むかは…微妙かも。
18) Indiscretion (Jude Morgan)

19) Four Blondes (Candace Bushnell)

20) Queen of Babble in the Big City (Meg Cabot)

21) Halfway to the Grave (Jeaniene Frost)

22) Taken at the Flood (Agatha Christie)

23) Blood Trail (Tanya Huff)

24) The Princess Diaries (Meg Cabot)

25) They Do It with Mirrors (Agatha Christie)

26) Blood Lines (Tanya Huff)

27) The Wereling: Wounded (Stephen Cole)

28) Siz 12 is Not Fat (Meg Cabot)

29) Shoe Addict Anonymous (Beth Harbison)

30) The Wereling: Prey (Stephen Cole)
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