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洋書を主とした読書&映画の感想(ネタバレしてます)が中心の、自分用のメモです。
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Sex, Lies, and Online Dating
Rachel Gibson

 ルーシーはミステリー作家。オンラインのプロフィールでは看護婦を装って、デーティングサイトで色々な男性と会っている。が、実は執筆中の新作のために、殺人事件の被害者のモデルを探しているだけだった。
 クインは殺人課の刑事。連続殺人事件を捜査中で、犯人の女はオンラインで被害者を探しているとにらんで、おとり捜査中。
 こんな二人が出会って、お互い嘘をつきながらも、だんだん惹かれあうが…。


 最初はお互い相手をなんだか怪しいと思いつつも、好きになっちゃうという、軽~い調子ではじまるんですが、そもそもなんでルーシーがクインを受け入れちゃうのか不思議。いくらハンサムで(ルーシーの)好みのルックスだったにしても、最愛の妻を亡くして間もないのに、すでに新たな出会いを求めてるっていう男って、怪しくない?しかも二度しか会ってない人と電話で話してて、「今どんな下着をつけてるの?」なんて聞かれたら、セクシーな気分になるよりも気持ち悪くないか??と、まだ良く知らない間柄なのにルーシーを「ハニー」だの「サンシャイン」だの呼んだり、言うことがいちいち陳腐なクインに、読んでてイライラしました。

 "Breathless"と名づけられた、被害者男性を手錠でベッドにくくりつけては、クリーニング店のビニール袋で窒息させる連続殺人事件が、もう少し面白い方向に発展しないかと期待するも、単にルーシーとクインを無理やりくっつけるための言い訳でしかなくて残念。エッチシーンが妙に詳細だったり、作者としては「ロマンスもの」であるからにはお決まりの道をなぞって、決められた結末にひたすら向かうしかないのかな~、と途中からは冷めた目で読んでました。三分の一くらいまでは面白かったけど。導入は良かったし、ルーシーの作家仲間四人組の会話なんかは面白かったのに、全体的にはもったいなかったな~。
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