Srecrets of My Hollywood Life
(Jen Calonita)
ケイトリンは幼い頃から長寿連続ドラマで双子の姉妹を演じる人気の女優。
まだティーンなのに家族を養い、双子の片割れを演じ共演者のスカイからは常に
嫌がらせを受けているのに、イメージを気にして、不仲は絶対口外できず、仕事仕事の
毎日でくたびれている。
そんな時、親友の学校生活の話を聴くうちに、普通のティーンの経験がしたくなる。
変装して高校に通うのはケイトリンにとって「休暇」で息抜きのはずだったが…。
「プリンセス・ダイアリー」みたいなティーンの日記形式のお話。
ハリウッドの内幕も垣間見れるようで面白かったです。
でもケイトリンが徹底的に良い子で、我が子を食い物にしているようにしか見えない両親に
反抗したりしないのよね。このくらいの年齢って反抗期も相まって、親とけんかを
繰り返して、18になったら即縁切り……とか、ハリウッドの子役の王道だと思ってたけど。
そんな良い子だからこそ、読者も安心して応援しながら読めるんですけどね~(笑)
親子喧嘩ドロドロものでも面白かっただろうな、と(笑)
(Jen Calonita)
ケイトリンは幼い頃から長寿連続ドラマで双子の姉妹を演じる人気の女優。
まだティーンなのに家族を養い、双子の片割れを演じ共演者のスカイからは常に
嫌がらせを受けているのに、イメージを気にして、不仲は絶対口外できず、仕事仕事の
毎日でくたびれている。
そんな時、親友の学校生活の話を聴くうちに、普通のティーンの経験がしたくなる。
変装して高校に通うのはケイトリンにとって「休暇」で息抜きのはずだったが…。
「プリンセス・ダイアリー」みたいなティーンの日記形式のお話。
ハリウッドの内幕も垣間見れるようで面白かったです。
でもケイトリンが徹底的に良い子で、我が子を食い物にしているようにしか見えない両親に
反抗したりしないのよね。このくらいの年齢って反抗期も相まって、親とけんかを
繰り返して、18になったら即縁切り……とか、ハリウッドの子役の王道だと思ってたけど。
そんな良い子だからこそ、読者も安心して応援しながら読めるんですけどね~(笑)
親子喧嘩ドロドロものでも面白かっただろうな、と(笑)
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The Secrets of Love
(Rosie Rushton)
ジェーン・オースティンの小説が、現代が舞台だったとしたら?という、YAの作品。
これは「分別と多感」の現代版です。
ティーン向けにオースティンを語り直した作品を想像していたのですが、思ったよりも
ちょっと軽い感じ。でも同時にちょっと、言葉使いが重いのかな? 会話のテンポが
いまいちに感じたのは、作者の想像するティーンの言葉が時代とずれているのかも。
Rushtonは他のオースティン作品も手がけているので、とくに(やっぱり)
「高慢と偏見」がどう料理されているのか興味あります。「ノーサンガー・アベイ」も
面白いかも?機会があったら読んでみたいです。
(Rosie Rushton)
ジェーン・オースティンの小説が、現代が舞台だったとしたら?という、YAの作品。
これは「分別と多感」の現代版です。
ティーン向けにオースティンを語り直した作品を想像していたのですが、思ったよりも
ちょっと軽い感じ。でも同時にちょっと、言葉使いが重いのかな? 会話のテンポが
いまいちに感じたのは、作者の想像するティーンの言葉が時代とずれているのかも。
Rushtonは他のオースティン作品も手がけているので、とくに(やっぱり)
「高慢と偏見」がどう料理されているのか興味あります。「ノーサンガー・アベイ」も
面白いかも?機会があったら読んでみたいです。
The Not So Very Nice Going on at Victoria Lodge
(Without Illustratioon by the Author)
Philip Ardagh
ビクトリア時代の雑誌のイラストを、適当に選んで、無理やり
ストーリーをつけた絵本(?)。それぞれの絵に共通点が
あるわけでもなく、話も時代考証とかなしで、穴だらけだし
意味不明だし、はちゃめちゃ具合が笑えます。
ビクトリア時代の生活って、実はスリリングだったのね(笑)
当時のThe Girl's Own Paperという雑誌からとってきた
という、様々な作家のイラストは、この時代独特の味が
あってやっぱり素敵。
でもアマゾンレビューにあるように、お金払って手に入れたら
がっかりする内容かな~。一度目はインパクトあって
爆笑だったけど。
(Without Illustratioon by the Author)
Philip Ardagh
ビクトリア時代の雑誌のイラストを、適当に選んで、無理やり
ストーリーをつけた絵本(?)。それぞれの絵に共通点が
あるわけでもなく、話も時代考証とかなしで、穴だらけだし
意味不明だし、はちゃめちゃ具合が笑えます。
ビクトリア時代の生活って、実はスリリングだったのね(笑)
当時のThe Girl's Own Paperという雑誌からとってきた
という、様々な作家のイラストは、この時代独特の味が
あってやっぱり素敵。
でもアマゾンレビューにあるように、お金払って手に入れたら
がっかりする内容かな~。一度目はインパクトあって
爆笑だったけど。
Stravaganza: City of Masks
(Mary Hoffman)
ルシアンはガン闘病中の15歳の少年。ある日、父からイタリア製のノートを貰い、それからパラレルワールドにある、ベレッツァに旅(ストラヴァガント)することができるようになる。
ベレッツァでは女公主ドゥチェッサが信頼を置く、ロドルフォの元で見習いとなり、段々にベニスとは似て非なるベレッツァに魅せられていくが…。
あらすじだけ読むと面白そうと思ったんですが、残念ながら作者の世界にはのめり込めませんでした。こちらの世界ではベニスにあたるベレッツァの設定が、どうもいまいちで。読んでて最初から「ベニスみたいだけど、もっと美しいって、、、lazyな設定だな~」と思ってしまったんで。ファンタジーもので異世界を描くんだったら、現実の都市をベースにしつつ、自由に作者独自の世界観を展開させてほしかったな~。
でもドゥチェッサが設計させた、鏡で囲まれた謁見の間は見てみたいかな。
続編を読むかは…微妙かも。
(Mary Hoffman)
ルシアンはガン闘病中の15歳の少年。ある日、父からイタリア製のノートを貰い、それからパラレルワールドにある、ベレッツァに旅(ストラヴァガント)することができるようになる。
ベレッツァでは女公主ドゥチェッサが信頼を置く、ロドルフォの元で見習いとなり、段々にベニスとは似て非なるベレッツァに魅せられていくが…。
あらすじだけ読むと面白そうと思ったんですが、残念ながら作者の世界にはのめり込めませんでした。こちらの世界ではベニスにあたるベレッツァの設定が、どうもいまいちで。読んでて最初から「ベニスみたいだけど、もっと美しいって、、、lazyな設定だな~」と思ってしまったんで。ファンタジーもので異世界を描くんだったら、現実の都市をベースにしつつ、自由に作者独自の世界観を展開させてほしかったな~。
でもドゥチェッサが設計させた、鏡で囲まれた謁見の間は見てみたいかな。
続編を読むかは…微妙かも。
Lady: My Life as a Bitch
(Melvin Burgess)
反抗期真っ盛りのティーンエイジャー、サンドラはシングルマザーの母や姉、弟の心配をよそに、問題ばかり起こしている。ところがある日、ホームレスの男に、姿を犬に変えられてしまい…。
ティーン向けの作品ですが、これを十代のとき読んだら共感できたか?面白いと思えたか?というと結構疑問。まずサンドラが若いからとはいえ全く自分勝手だし、もともと目の前の快楽にしか目がいかず、犬になってからはそれにより拍車がかかっているし。
家族に狂犬と思われてしまい可哀そうではあるけど、分かってもらおうと二本足で立ったり、人間の服を着たりするのってあまりにも短絡的な気が。
それと最後は結局→犬として生きることを選ぶんだけど、野犬として生きのびるのがどんなに大変か、という描写が足りない気が。老犬がどういう運命をたどるのかとか。←ずっと若いままでいられるわけじゃないし、(サンドラにとって)都合のいい生活がずっと続くわけじゃないはずなんだけど、その予感が全然ないんだよなぁ。
(Melvin Burgess)
反抗期真っ盛りのティーンエイジャー、サンドラはシングルマザーの母や姉、弟の心配をよそに、問題ばかり起こしている。ところがある日、ホームレスの男に、姿を犬に変えられてしまい…。
ティーン向けの作品ですが、これを十代のとき読んだら共感できたか?面白いと思えたか?というと結構疑問。まずサンドラが若いからとはいえ全く自分勝手だし、もともと目の前の快楽にしか目がいかず、犬になってからはそれにより拍車がかかっているし。
家族に狂犬と思われてしまい可哀そうではあるけど、分かってもらおうと二本足で立ったり、人間の服を着たりするのってあまりにも短絡的な気が。
それと最後は結局→犬として生きることを選ぶんだけど、野犬として生きのびるのがどんなに大変か、という描写が足りない気が。老犬がどういう運命をたどるのかとか。←ずっと若いままでいられるわけじゃないし、(サンドラにとって)都合のいい生活がずっと続くわけじゃないはずなんだけど、その予感が全然ないんだよなぁ。